アドラー心理学を活かした1週間の振り返り

日々の生活の中で、私たちはさまざまな出来事を経験します。それをどのように振り返り、次につなげるかによって、人生の充実度が大きく変わります。

そこで今回は、アドラー心理学の考え方を取り入れた「1週間の振り返り」をご紹介します。

アドラー心理学の基本には、「目的論」「個人の主体性(自己決定性)」「勇気づけ」「共同体感覚」といった考え方があります。これらを活かすことで、ただの振り返りではなく、自分を勇気づけ、成長につなげる時間にすることができます。


アドラー心理学を活かした1週間の振り返り(15分)

① 感情と目的を探る(3分)

  • 今週、最も強く感じた感情は何でしたか?(喜び・不安・達成感・悔しさなど)
  • その感情を引き起こした出来事には、どんな目的があったと思いますか?(目的論の視点)

→ アドラー心理学では、出来事そのものではなく、それにどんな意味を与えたかが重要とされます。「この感情の目的は何だったのか?」と考えることで、前向きに捉え直すことができます。


② 個人の主体性(自己決定性)の振り返り(3分)

  • 今週、自分の選択や行動によって、良い結果につながったことは?
  • 「もっとこうすればよかった」と思うことは? それを次に活かすためにどんな選択ができる?(自己決定性の視点)

→ 「環境のせい」「他人のせい」ではなく、「自分の選択」に焦点を当てることで、自分の人生を主体的に生きている実感が得られます。


③ 勇気づけの振り返り(3分)

  • 今週、どんなことで自分を勇気づけられましたか?(例:挑戦したこと・努力したこと・諦めなかったこと、)
  • 逆に、誰かを勇気づけるような関わりができた場面はありましたか?(勇気づけの視点)(感謝を伝える、あいさつ、良い出しなどのちょっとした言葉かけも勇気づけになります。)

→ 自分の良いところを認め、誰かに貢献した経験を振り返ることで、自己肯定感が高まります。

勇気づけについてはコチラの記事を読んでみてね。
↓↓↓
アドラー心理学の勇気づけって?


④ 共同体感覚を高める(3分)

  • 今週、人とのつながりを感じた出来事はありましたか?(家族・友人・職場など)
  • 来週、さらに周りの人と協力しながら進めたいことは?(共同体感覚の視点)

→ 「自分は役に立っている」「周りとつながっている」と実感できると、より前向きに行動できるようになります。


⑤ 未来への決意(3分)

  • 来週、よりよい自分になるために意識したいことは?
  • 未来の自分へ、勇気づけのメッセージを送るとしたら?

→ 未来の自分にエールを送ることで、前向きな気持ちで新しい1週間を迎えることができます。


まとめ

この振り返りを続けることで、 ✅ 「自分には選択の自由がある」(個人の主体性) ✅ 「自分は人とつながり、価値ある存在だ」(共同体感覚) ✅ 「自分の成長を実感できる」(勇気づけ) といった感覚が強まり、前向きな未来を作っていけます。

ただ過去を振り返るのではなく、「未来のために振り返る」という視点を持ち、ぜひ試してみてください!

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