日常の選択で自分を知るジャーナルワーク

はじめに

私たちは日々、大小さまざまな「選択」をしています。今日何を着るか、ランチに何を食べようか、仕事でどのようなアプローチを選ぶか。無意識のうちに行っている選択もあれば、じっくり考えて決断するものもあります。

このジャーナルミニワークでは、普段あまり意識しない「選択」の瞬間に焦点を当て、自分の価値観や感情に気づくことを目的とします。15分という短い時間で、あなたの内側にある選択の基準を探ってみましょう。


日常の小さな選択に気づく4ステップ

ステップ1:今日の小さな選択を思い出す(3分)

問い:今日一日を振り返り、あなたが意識して、あるいは無意識に「選んだ」ことを3つ書き出してみましょう。どんなに些細なことでも構いません。

例:

  • 朝食にパンを選んだ
  • 通勤でいつもと違う道を選んだ
  • SNSで特定の投稿を見ることを選んだ

ステップ2:なぜそれを選んだのかを考える(5分)

問い:ステップ1で書き出したそれぞれの選択について、「なぜそれを選んだのか?」を考えてみましょう。その選択の裏にあった感情や理由は何でしたか?

例:

  • 「パンを選んだ」→「ご飯を作るのが面倒だったから」「甘いものが食べたかったから」
  • 「いつもと違う道を選んだ」→「新しい発見があるかもしれないと思ったから」「気分転換したかったから」
  • 「特定の投稿を見ることを選んだ」→「興味のある内容だったから」「友人がコメントしていたから」

ステップ3:選択しなかったことにも目を向ける(4分)

問い:ステップ1で挙げた選択のそれぞれについて、あなたが「選ばなかったこと」は何でしたか?そして、なぜそれを選ばなかったのでしょうか?

例:

  • 「パンを選んだ」→「ご飯を選ばなかった」→「準備に時間がかかると思ったから」
  • 「いつもと違う道を選んだ」→「いつもの道を選ばなかった」→「変化が欲しかったから」
  • 「特定の投稿を見ることを選んだ」→「他の投稿を見なかった」→「あまり興味がなかったから」

ステップ4:あなたの選択パターンに気づく(3分)

問い:これまでのステップを通して、あなたは自分の選択にどのような傾向があると感じましたか?どのような時に、どのような基準で選択していることが多いですか?

例:

  • 私は「楽さ」や「気分」で選択することが多いようだ。
  • 新しいことよりも「慣れていること」を選びがちだと気づいた。
  • 「人とのつながり」を意識して選択している場面が多い。

最後に

このワークを通して、あなたの日常の選択が、どんな小さなものであっても、あなた自身の価値観や感情を映し出していることに気づけたでしょうか?

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