はじめに
言葉にできなかった「モヤモヤ」の正体を探ってみよう
私たちは日々、多くの感情を経験します。でもそのすべてに、うまく名前がつけられているわけではありません。
たとえば、「なんとなくしんどい」「理由はないけどイライラする」といった曖昧な感覚も、確かに存在しています。
このワークでは、その“言葉にならなかった感情”にじっくりと向き合い、自分だけの言葉で輪郭を与えることで、自分の心とより深くつながっていきます。
Step 1(3分)|最近、なんとなく引っかかった出来事をひとつ思い出す
過去3日以内で、「なぜか心に引っかかった」場面を一つ思い出してみましょう。
それはどんな出来事でしたか?そのときの状況や関わった人を簡単に書いてみてください。
Step 2(4分)|そのときの感情を思い出し、既存の言葉で表してみる
その出来事に対して、自分が感じた気持ちを、既存の感情語(例:悲しい・悔しい・寂しい・不安など)で表現してみましょう。
しっくりこない場合は、いくつかの言葉を組み合わせてもかまいません。
Step 3(5分)|しっくりこない感情に、自分なりの名前をつけてみる
感情語を使ってもなんだか違和感がある場合、その「しっくりこなさ」をヒントにして、自分なりの感情の名前をつけてみましょう。
たとえば、「見放された気がしてムズムズするような気持ち=”置いてきぼり感”」など、自由に言葉をつくって構いません。
Step 4(3分)|その感情を持った自分に、ひとこと声をかけてみる
最後に、そのときの自分にかけてあげたい言葉を書いてみてください。
やさしい言葉でも、励ましでも、そっと共感する一言でもOKです。
振り返りの問い
「私は、どんなときに“言葉にならない感情”を抱えやすいのだろう?」
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