自分の「こだわり」を見つめ直すことは、アドラー心理学でいう“ライフスタイル(生き方のクセや価値観)”を知る入り口でもあります。
「なぜ私はそこにこだわるのか?」という問いを通じて、自分らしさや過去の経験、思い込みに気づくことができます。
【STEP 1】私はここだけは譲れない
問い:
何かをやるときに、「ここだけは譲れない」「どうしても気になってしまう」と思うのは、どんなことですか?
それは、なぜだと思いますか?
🔎 アドラー心理学の視点:
アドラー心理学では、こうした「譲れない部分」に、その人の**信念(basic beliefs)や自己概念(self-concept)**が現れると考えます。
「○○でなければいけない」「○○されると自分の価値が下がる」など、無意識に抱えている思い込みがこだわりを生み出しているかもしれません。
【STEP 2】他人の一言から見える、私のこだわり
問い:
周囲の人に「そこまでやるの?」「そこにこだわるんだね」と言われたことはありますか?
その時、自分ではどう感じましたか?そのこだわりは、今もありますか?
🔎 アドラー心理学の視点:
アドラーは「人は主観的に世界を捉えている」と述べています。
他者の反応からは、自分のこだわりがどれほど主観的な視点であるかを客観的に見るチャンスになります。
また、「承認欲求」や「所属感」との関係に気づくきっかけにもなります。
【STEP 3】こだわりを手放してみたら?
問い:
過去に「手放したこだわり」はありますか?
手放したことで、何が変わりましたか?今振り返って、どう思いますか?
🔎 アドラー心理学の視点:
こだわりを手放すということは、柔軟なライフスタイルを育てる第一歩。
アドラー心理学では、「人は変われる」「目的志向で生きている」という前提に立ちます。
こだわりを見直すことは、より自分らしく、自由に生きるための選択肢を増やすことでもあります。
✨ 最後にひとこと
このワークで気づいたことをふり返って、今の自分にとって「大切にしたいこだわり」と、「手放してもいいかもしれないこだわり」を一言でまとめてみてください。
💬 補足:なぜ「こだわり」に目を向けるのか?
こだわりの奥には、自分なりの価値観・信念・経験があります。
それらに意識的になることで、「なぜ私はこう感じるのか」「どう生きたいのか」という問いに対して、自分なりの答えを見つけやすくなります。
これはアドラー心理学でいう自己理解と主体的な人生の選択につながる、大切なステップです。
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