アドラー心理学では、「人は目的に向かって行動する存在」とされます。
つまり、私たちが“成長した”と感じる瞬間は、内なる目的に一歩近づいたサインです。
しかし日々の忙しさの中で、自分の成長に気づく時間はなかなか取れません。
今回のワークでは、「自分が成長した」と実感できる瞬間を言語化し、自信と目的意識を育てることを目指します。
◆ 4ステップのミニジャーナルワーク(所要時間:計15分)
Step 1|「成長を感じた瞬間」をひとつ思い出す(所要時間:3分)
📓問い:「最近、少しでも『自分、成長したかも』と感じた瞬間は、どんな出来事でしたか?」
記入例:
職場で後輩がミスをしていた時に、以前ならイライラしていたけれど、今回は深呼吸して落ち着いて対応できた。
Step 2|その時、自分はどんな行動をした?(所要時間:4分)
📓問い:「その出来事の中で、あなたはどんな選択や行動をしましたか?」
記入例:
すぐに叱るのではなく、「どうしたのか一緒に確認しよう」と声をかけた。相手の話を遮らずに聞けた。
Step 3|その成長の背景には、どんな“目的”があったと思う?(所要時間:5分)
📓問い:「なぜ、あなたはその行動を選んだのでしょう? その背景にどんな目的や願いがありましたか?」
記入例:
「怒らずに関わる自分になりたい」という気持ちがずっとあった。信頼される先輩になりたいという目的があったのかもしれない。
Step 4|これからに活かせそうな“自分の資源”とは?(所要時間:3分)
📓問い:「今回の経験を通して気づいた“自分の強み”や“次にも活かせそうな要素”は何ですか?」
記入例:
「一呼吸おく力」や「相手の話を聞く姿勢」は、今後も人間関係で活かせる自分の資源だと感じた。
◆ 最後の振り返り問い
🪞問い:「このワークを終えて、今の自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?」
記入例:
「ちゃんと成長してるよ、大丈夫。そのまま続けていこう。」
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