人生を支えてくれた「感謝」を見つめ直す15分ワーク

アドラー心理学では、「人は他者とのつながりを感じたときに最も力を発揮する」とされています。
そして「感謝の気持ち」は、そのつながりを自覚し、人生の意味を再確認する大切な感情です。
今回のワークでは、過去に最も感謝した出来事を振り返ることで、自分がどんな価値観を大切にしているか、どんな人間関係が力になってきたのかを明確にします。

短時間でも深い自己理解が得られる15分のセルフワークです。ぜひ、静かな時間をとって実践してみてください。


■ 4ステップのワーク(所要時間:合計15分)

Step 1:出来事を思い出す(3分)

問い:
これまでの人生で「最も感謝した出来事」は何ですか?
心に残っている瞬間やエピソードをひとつ選んでください。


Step 2:その時の感情を言葉にする(4分)

問い:
そのとき、あなたはどんな気持ちになりましたか?
「嬉しい」「安心した」「救われた」「大切にされた」など、できるだけ具体的な言葉で書いてみましょう。


Step 3:感謝の相手に意識を向ける(4分)

問い:
その出来事の中で、あなたが感謝した相手は誰ですか?
その人は、どんな意図でその行動をしてくれたと思いますか?
あなたの人生にどんな影響を与えてくれたと思いますか?


Step 4:自分が大切にしている価値を探る(4分)

問い:
その出来事から、あなたが大切にしている価値観は何だと気づきましたか?
たとえば「信頼」「誠実さ」「つながり」「自己受容」など、あなたにとってのキーワードを見つけてみましょう。


■ 最後に振り返るためのシンプルな問い

「この感謝の体験は、今の私にどんな力を与えてくれているだろう?」

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