はじめに
「いつでも素の自分でいたい」と思う一方で、
場の空気を読んだり、安心感を優先して「少し演じている自分」がいることもあるかもしれません。
もしかすると、「素でいること」と「ありのままの自分でいること」は、似ているようで少し違うものかもしれません。
そして、自分の内面をそのまま受け止めつつも、状況に応じてどう振る舞うかを選べることに、本当の意味での“自然体”があるのかもしれません。
このワークは、「素でいる」ことと「ありのままの自分でいる」ことの違いに意識を向けながら、
その両方をどうバランスよく使い分けていくかを、自分の言葉で見つめる時間です。
「自分に正直でいる」とはどういうことか。
あなた自身の感覚で、そっと探ってみてください。
ジャーナルワーク:4ステップ(所要時間計15分)
ステップ1:あなたにとって「素の自分」とは?(4分)
あなたが「素でいられた」と感じた出来事を1つ思い出し、以下の質問に答えてみてください。
- そのとき、誰とどこにいましたか?
- なぜ「素の自分」でいられたと感じたのでしょう?
- 「安心できた理由」は何だったと思いますか?
ステップ2:あなたにとって「ありのままの自分」とは?(4分)
自分の欠点や未熟さも含めて「これが私だ」と受け入れられた経験について、以下の視点で書いてみましょう。
- どんな場面でしたか?
- 自分を否定せずにいられた理由は?
- 誰の影響(言葉、態度)があったでしょうか?
ステップ3:素でいるときと、そうでないときの自分を比較する(3分)
- 「素でいる自分」と「そうでない自分」の違いを3つ書いてみましょう。
(たとえば:表情、言葉づかい、疲労感など)
ステップ4:これからどう在りたい?(4分)
- 今後、自分の状態に応じて「素でいる」「役割を選んで演じる」ことをどう使い分けたいですか?
- その選び方が「自分に正直であること」とどうつながっていますか?
最後の振り返りの問い
“自分に正直でいる”とはどういうことだろう?
今の自分なりの言葉で、短くまとめてみましょう。
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