アドラー心理学では、「人は過去の出来事そのものではなく、その“意味づけ”によって行動を選ぶ」と考えます。
だからこそ、「うまくいったこと」も「うまくいかなかったこと」も、私たちが未来に生かすための“勇気のヒント”になります。
この15分のミニワークでは、4月のプラスとマイナスの両方に目を向け、自分が大切にしたい価値観や持っている力に気づきながら、5月をより主体的にデザインすることを目指します。
2. ジャーナルワーク:4ステップ(所要時間:15分)
【STEP 1】4月の「うまくいったこと」は?(3分)
→ 自分が「できた」「うれしかった」「気分がよかった」と感じたことを書き出しましょう。
例:
・新しいアイデアをSNSで発信して、反応をもらえた
・お客様に「ありがとう」と言ってもらえた
・自分の気持ちを我慢せずに伝えられた
・苦手な人に笑顔で挨拶できた
【STEP 2】4月の「うまくいかなかったこと」は?(3分)
→ モヤモヤしたこと、失敗したと感じたこと、避けたかったのにやってしまったことなどを率直に書いてみましょう。
例:
・計画していたことを先延ばしにしてしまった
・つい感情的になって相手にきつく当たってしまった
・やろうと思っていたSNS投稿を継続できなかった
・本音を言えずに後悔した
【STEP 3】そこから見えてくる「自分の価値」や「勇気」は?(5分)
→ どんな選択が、どんな思いから生まれたのか?
失敗と思えたことも、実は勇気あるチャレンジだったかもしれません。
問いのヒント:
・なぜその行動を選んだのだろう?
・そのとき、私は何を大切にしようとしていた?
・本当は、どんな思いを届けたかった?
・「よくやった」と言いたい自分の一面は?
例:
・「相手の期待に応えたい」という思いがあったから、がんばって準備をした
・勇気を出して発言したけれど、伝え方が難しかっただけ
・失敗したけど、「挑戦してみたい」という前向きな気持ちがあった
【STEP 4】5月の「テーマ」と「小さな一歩」を決めよう(4分)
→ 大きな目標よりも、行動できる“一歩”を具体的に。自分に優しく前に進むための種をまいていきましょう。
例:
🌟 テーマ:
・「自分を信じて発信する月にする」
・「人と比べず、マイペースに進む」
・「感情にやさしく寄り添う月に」
👣 小さな一歩:
・毎週月曜の朝、今週のテーマをノートに書く
・週1回、SNSに自分の言葉で投稿する
・気分が落ちたら、お気に入りの散歩道を歩く
3. 最後に振り返る問い
「どんなときの私にも、ちゃんと“意味”や“勇気”があったとしたら…
4月の自分に、どんな言葉をかけてあげたいですか?」
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